漫画「身代わりの結婚」最新話まで全話ネタバレ&感想!実家で冷遇された妹が姉の代わりに政略結婚
「身代わりの結婚」は春村ききによる作品です。 老舗料亭を営む久世家の次女・久世楓(くぜかえで)が主人公。家族に冷遇されてきた楓は、姉の代わりに冷酷無慈悲だと言われる七々扇律人(ななおうぎりつひと)と政略結婚をすることに。律人は悪い噂が多い楓に、最初は冷たくあたりますが……。
身代わりの結婚1
久世楓は律人のもとに出向き挨拶をします。彼から冷たい眼差しを向けられる楓は「あそこよりは余程いい」と実家での暮らしを振り返るのでした。 才色兼備の姉・愛美(あいみ)と違い、出来損ないのグズと冷遇されてきた楓。料亭の経営が傾いたことで風当たりはさらに強くなり、いまでは楓は家政婦扱いを受けていました。くわえて愛美は、楓の金遣いや男遊びがひどいと悪評を触れ回っています。 典型的なイジワルな姉!はやくギャフンとなる姿が見たいですね。
身代わりの結婚2
容姿は良いものの性格に難ありでよからぬ噂の多い七々扇律人との縁談が久世家に舞い込みます。愛美はこの政略結婚を楓に押し付けることに。 ここで1話冒頭のシーンへ。楓の悪評を聞いていた律人は最初から悪態全開。彼は楓に花瓶の水をぶっかけ、書類を投げつけ「お前を妻だとは思わない」と言い放ちます。律人様、粗末な身なりやボロボロの指先に気づいたのに演技と決めつけちゃうなんて……。 すでに帰れる家もない楓は、震えながら婚姻届に記入します。
身代わりの結婚3
早速、七々扇家に連れてこられた楓は「余計なことをするな」と釘を刺され、新婚生活をスタートさせました。楓が翌朝の朝食を作っていると、家政婦の倉田がやってきます。 彼女は楓の家事で荒れた手を見て、これまでの苦労を感じ取った様子。さらに彼女は結婚に対して弱気になっていた楓を励まします。やっといい人が登場してくれた! 朝食を食べに降りてきた律人は、自室に戻った楓に厳しい表情で「リビングに来い」と言いつけます。
身代わりの結婚4
律人の「朝食を」という少なすぎる言葉を受けて給仕しようとする楓を制して、2人はともに朝食のテーブルへ。 律人が愛美が吹聴する噂について尋ねても、楓はパーティーに行ったことがないと答えます。律人はどこまでが久世家の作戦かと訝しみますが、楓の年季の入った手の傷や、人と食卓を囲むことを喜ぶ表情に何かを感じ始めているようです。律人様疑り深すぎる。 一方、出社した律人のもとに幼馴染の但馬が登場します
身代わりの結婚5
但馬は男癖が悪く浪費癖もあると噂の楓に興味津々で、律人に彼女の様子を聞いています。律人の話を聞いた但馬の楓の印象は「慎ましい」でした。 律人もそれに同意していますが、いまだ久世家の作戦の線も消しきれず、執事に楓の身辺調査を依頼します。政略結婚って難しいんですね。 翌朝、もう1品作ろうと棚を探っている楓の姿を見た律人は、金品を漁っていたと誤解。「顔も見たくない」と言われた楓は、ここでも役立たずな自分にひどく落ち込みます。
身代わりの結婚6
身辺調査の結果、派手な遊び好きなのは愛美だったことが判明。倉田も執事も、楓が親切で気の利く素敵な女性だと太鼓判を押します。 そこに現れた楓は、何度も謝罪しながら、今朝の言いつけ通り姿を隠そうとしました。律人が「悪かった」と今朝の発言を撤回すると、楓はホッとして初めて柔らかな表情を律人に見せます。やっと進展の兆し! 一方、八つ当たり相手がいなくなった愛美はバーで男漁り中。そこに現れた但馬を「幸信さん」と呼びかけます。
身代わりの結婚7
但馬は律人のために愛美に接触して、楓の情報を引き出していたのです。後日、但馬と律人は楓の本性について意見を交わします。 但馬いわく、愛美は嘘ばかり言っていたものの楓に対して恨みを持っているのは間違いないとのこと。姉妹間の確執に、楓の本性が関係あると但馬は推理します。律人は物静かで献身的な姿こそ、本当の楓だと反論。 意見の割れたところで、但馬は楓に会うことを提案します。但馬が腹黒じゃないことを願うばかり……。
身代わりの結婚8
結婚して初の週末。友人に紹介したいと連れ出された楓は不安でいっぱいです。役立たずだと罵られ育った彼女は、自分が迷惑をかけてしまうのではないか、実は離婚を切り出されるのではないかと、良からぬ想像が膨らみます。実家許すまじ。 話し上手で優しい但馬にホッとする楓ですが、但馬はさり気なく料亭のことや父親のことを話題に出します。辛かった日々を思い出し、不意に楓の身体はこわばってしまうのでした。
身代わりの結婚9
料亭の話題から回想シーンへ。幼い頃の姉妹は仲が良く、若い板前の隼人に懐いていました。とくに愛美は幼いながらも隼人が好きだったようです。 3人で一緒にピクニックに行った日、姉妹は小川で転んでしまいます。その際、隼人は溺れかけていた楓を抱き上げました。愛美は泣きじゃくる楓を睨みつけ、この日を境に楓につらく当たるようになったのです。嫉妬が原因だったんですね。 但馬に姉妹仲を聞かれた楓は「優しい姉」だと答えます。
身代わりの結婚10
3人の食事会になんと愛美が現れます。但馬が呼んでいたというのですが、但馬なんてことを……。 当然愛美は猫を被り、妹を心配する姉を演じます。そしてメイク直しを口実に、愛美は楓をトイレへと連行。楓を追い出したい愛美は、自分の服をボロボロに引き裂き、但馬たちの元へ戻ります。そして涙ながらに、楓が暴れたと熱演してみせるのでした。 離席中、但馬は姉妹仲が本当にいいと思っていたので、この状況を素直に信じそうで怖いです。
身代わりの結婚11
但馬は愛美の言葉を信じますが、律人は愛美に目もくれず楓の元へ。個室から出られない楓に、律人は声を掛けます。ぶっきらぼうながらも心配する律人ですが、楓はまだ身体が震えていてうまく説明できません。 帰宅後、先に謝罪を口にしたのは律人でした。律人は初対面で水をかけたことを謝り、楓を抱きしめます。律人は楓がいつも1人で震えながら耐えてきたことに気づいたのです。楓は涙を流し、初めて彼の名前を呼びます。
身代わりの結婚12
楓と律人が家に帰った後、但馬は愛美を家まで送ると申し出ます。愛美は車内でも嘘ばかり話していて、その悪行を見ている側としては思わず呆れてしまうレベルでした。 その後但馬は「今日のお詫び」として愛美を姉・彩華の店に連れていきます。素敵な服を買ってもらってご満悦の愛美。続いて食事に行った2人ですが、但馬は愛美の嘘にすっかり騙されているようでハラハラさせられます。早くその本性が明かされるときが来てほしいものです。
身代わりの結婚13~15
その後律人も楓に服をプレゼントしようと、彼女を連れて彩華の店へ出かけます。彩華に楓を「素敵な女性」と褒められ誇らしげな律人が、なんだか可愛らしいです。 彩華に選んでもらった服を着た楓はとても魅力的で、律人も照れていました。その後指輪まで買ってあげようとしていて、溺愛ぶりがすごいとニヤニヤしてしまいます。楓も嬉しそうにニコニコしていたので何よりです。 家政婦の倉田も言っていたように、律人は楓と過ごすようになってどんどん雰囲気がやわらかくなっていますね。いろいろなことが解決して2人が平穏に暮らせる日が来るといいのですが……。
身代わりの結婚16~18
律人のすすめで楓は絵画教室に通うことに。彼女はかつて絵画を習っており、絵も好きでしたが、父親の命令でやめさせられてしまいました。教室で芽生という名前の同い年の女性とも仲良くなって、楓はとてもうれしそうです。 楓が新しい友達を作って世界を広げていくところを見るのは、なんだか感慨深いものがあります。 しかし楓は疲労からか、帰宅するなり倒れてしまいました。心配してあれこれ世話を焼く律人がやさしくて、緊急時ではありますがほっこりしますね。無理しようとする彼女をさりげなく抱きしめたり、雑炊を食べさせてあげたりと、胸キュンシーンもたっぷりでした。
身代わりの結婚19~21
すっかり回復した楓は絵画教室にまた通い始め、芽生とどんどん仲良くなります。そんな中、絵の練習という口実で楓と律人はお互いの似顔絵を描くことに。この場面はドキドキするシチュエーションなうえ、2人の反応が可愛くて見ているこちらまで幸せになりました。 その後律人が父親から連絡を受けたのをきっかけに、律人の過去が描かれます。彼は仕事に忙しい父親と自分に興味のない母親のせいで、寂しい幼少期を過ごしていたのです。 十分な愛情を注がれず、それでも健気に頑張る幼い律人の姿が切ないです……。今のどこか冷たい雰囲気も、そのあたりのトラウマが深くかかわっているのでしょうね。
身代わりの結婚22~24
実は律人の母親は実の母親ではなく、その事実を父親は隠していました。彼を産んだ母親はすでに亡くなっていたのです。倉田からすべてを聞いた幼い律人は、父親を見返すため立派になろうと決意します。 話を聞いた楓は律人の手をやさしく握りました。それにしてもあの律人がこんな話をするとは、よほど楓に心許しているのでしょうね。律人が自然な流れで楓の頭を撫でるシーンには、思わずほっこりしました! そんな中、急な話ではありますが今度の日曜日に七々扇家と久世家で顔合わせをすることに。またひと悶着ありそうでハラハラさせられます……。
『身代わりの結婚~冷遇された妹は甘い寵愛をうける~』25話のネタバレや感想を紹介!大切な料亭を守りたい (最新話)
「身代わりの結婚~冷遇された妹は甘い寵愛をうける~」25話:内容
「楓、この話に反対するなんておかしいわよ!混乱しているだけよね?」
律人の父親である茂から突然提案された、料亭移転の話。
しかし、楓が”思い出の場所であるあの料亭を失くしたくない”と考えている一方で、楓の父親や姉の愛美は大金を手にできるこの話に賛成だった。
「どうして…あの場所でも料亭を立て直す方法が…」
「何を言っているの?七々扇会長にお願いするのがなにより正しいんだから!!」
すると、2人の様子を見ていた茂がその場を立つ。
「律人、結婚相手を間違えたんじゃないのか?この子のお姉さんの方が、きちんと話がわかるじゃないか?」
そう吐き捨てて、会場を出て行ってしまう茂。
律人と楓は茂を追いかけるが…?
「父さん待ってくれ!!」
「はぁ…律人、お前たちは政略結婚だぞ。この話だって分かっているはずだ。なのにどうして反対する?」
「違うんだ…。俺たちの結婚は楓じゃないとうまくいかなかった。そんな楓が、あの料亭を守りたいっているんだ。俺は楓の意見に寄り添いたい」
律人はそんな本心を口にした。
そのために父親と対立しても、料亭の移転は反対だという自分の意見を曲げない律人。
そんな中、遅れて2人のもとに楓が追いつく。
「お父様、先ほどはすみません。ですが…あの場所は、私にとって大切な場所なんです。だから、どうかあの場所を私に守らせてください」
いつもの気の弱い様子は見せず、真っすぐに茂に対してそう告げた楓。
果たして茂の反応は!?
「身代わりの結婚~冷遇された妹は甘い寵愛をうける~」25話:感想
「こんなことなら、姉と結婚した方が良かった」
そんな茂のセリフが今回のお話ではめちゃくちゃ刺さりました…。
ですが、楓も傷ついてばかりではいません。
普段は気の弱い楓ですが、料亭を失いたくないという気持ちで真っすぐに茂と向き合って…?
お話では、律人が楓に寄り添ってくれるシーンなんかもあって最高でした。
ただ、料亭移転の件はもう少し揉めることになりそうです…!!
「身代わりの結婚~冷遇された妹は甘い寵愛をうける~」25話の内容と感想をご紹介:まとめ
今回は「身代わりの結婚~冷遇された妹は甘い寵愛をうける~」第25話の内容・感想をご紹介させていただきました!
内容を軽くまとめますと…
- 茂は買収に納得しない楓のことを貶し、逆に買収に応じようとする姉の愛美を褒めた
- 律人は茂に対して「自分にとって楓は何より大切な人」だと説得する
- 普段は気弱な楓も、今日は強気に「どうか料亭を守らせてほしい」と訴えた
となります!
省いている内容がございますので、ご興味がありましたら購入してお楽しみください!!
- 楓の父親や愛美の本心(買収の邪魔をする楓を鬱陶しく思っています)
- 2人きりになった楓と律人のやりとり(お互いに謝るシーンが本当に切ない部分です…!)
を省いております!
それでは最後までご覧いただきありがとうございました!!