国民ボタン【全話ネタバレ/感想/考察】最新話から結末・最終話まで
あらすじ
ある日、主人公・佐藤のもとに悪魔が現れ、シンプルな箱をおいていった。箱の横には白と黒の2つのボタンがついている。1カ月以内に白か黒のボタンを押すこと。片方のボタンは国民が全員死に、片方のボタンは何事も起こらない。押さなければ国民全員が死ぬ。そう言って悪魔は消えていった。数日後、佐藤の目の前で一人の青年が突然死する。悲劇がはじまった──。
ふめちゃコミックで配信されている『国民ボタン』(鈴木 大四郎)の全話のあらすじと感想(ネタバレを含む)を紹介していきます!
『絵が怖いけど気になって読んでしまった!』とか『人間の醜さや欲望が露わになってくる衝撃の作品』などと評価を受けているこちらの作品。
SFでシンプルな物語でとても読みやすい作品ですが、考えさせられる内容でもあり様々な考察がされえています。(考察については後半で紹介します。)
『国民ボタン』全話のネタバレ(最新話から結末・最終話まで)
『国民ボタン』全話のネタバレを含むあらすじはこちらから読むことができます。
国民ボタン【1話ネタバレ有あらすじ・感想】押したら国民全員が死ぬボタン⁉
こちらの記事では『国民ボタン』(鈴木 大四郎)1話のネタバレを含むあらすじと感想を紹介します。
国民ボタン【1話あらすじ】
平凡な会社員・佐藤のもとに突然現れた悪魔を名乗る男。
悪魔は佐藤にあるボタンを渡す。
これを押せば二分の一の確率で日本国民全員が死ぬというが……
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国民ボタン【1話のネタバレと感想】
ある雨の降る晩のことでした。
既に眠っている佐藤の元に、男が訪れます。
男は「当選おめでどうございます」と言います。
男は悪魔と名乗りました。
いきなり夜に尋ねてきて、はっきり言って怪しすぎます。
そんな男を部屋にあげる佐藤。
佐藤……警戒心はないんでしょうか?
見た目といい明らかに怪しすぎるのに!!
佐藤自身も来訪者のヤバさには気が付いていました。
追い返せなかったのかもしれませんね。
とりあえず、話だけ聞いて帰らせようとします。
男が指先をパチンと鳴らすとそこには箱が現れました!
手品のようですが、これは手品ではないようです。
改めて男はいいます。佐藤はこのゲームに当選したと。
このゲームとは箱についたボタンをこれから1か月以内に押すことをさすようです。
片方のボタンは押しても何もないけど、片方のボタンは日本の国民全員が全員死んでしまうとのこと。
そんなことってあり得ますか!?
普通の人なら信じないですよね。
でもこの男の迫力には、そうかもしれない……と信じさせる何かがありました。
ちなみに押さなくても日本の国民全員が死ぬそうです。
こんな怖いボタン、手元に置いておきたくないですよね!
男に押し付けて部屋から追い出します。
誰だってこうしますよね~。
しかし男に返したはずのボタンはいつの間にか佐藤の部屋のテーブルの上に戻ってきていました。
怖すぎる……なんとかしてこのボタンを手放すことはできないのでしょうか?
翌日、佐藤は会社の先輩に相談します。
ボタンはよく見るととても精巧に作られていました。
佐藤の話を全く信じていない先輩。
そうですよね、いきなりこんなこと言われても冗談としか思えませんよね。
佐藤からボタンを受け取ると、会社のゴミ箱に捨ててしまいました。
帰宅した佐藤、ボタンのことが気になって仕事どころではなかったようです。
そして帰ると、あのボタンがテーブルの上にありました。
あの時、確かに先輩が会社のゴミ箱に捨てたはずなのに……。
佐藤はこのボタンから逃れることはできないのでしょうか?
国民ボタン【2話ネタバレ有あらすじ・感想】ボタンを押す運命からは逃れられない
こちらの記事では『国民ボタン』(鈴木 大四郎)2話のネタバレを含むあらすじと感想を紹介します。
国民ボタン【2話あらすじ】
悪魔に「ハズレを押したら日本の国民全員が死ぬ」ボタンをむりやり渡された佐藤。
何度捨てても手元に戻ってきてしまって……!?
国民ボタン【2話あらすじ】
悪魔に「ハズレを押したら日本の国民全員が死ぬ」ボタンをむりやり渡された佐藤。
何度捨てても手元に戻ってきてしまって……!?
国民ボタン【2話のネタバレと感想】
困り果てた佐藤は警察に相談にいきます。
確かにもう相談できるのは、警察しかありませんよね。
しかし、送り付け商法を思われ、まともにとりあってもらえません。
さすがに佐藤が気の毒になってきました……。
捨てても戻ってきてしまうし、警察にも相手にしてもらえない。
ネットで調べても何もわからない。
最後の手段として、佐藤はボタンを写真に撮りSNSに載せます。
これはかなり勇気のいる決断だったのではないでしょうか?
翌日、SNSにはまだ何の反応もありません。
昼休みに会社の先輩とコンビニに昼ご飯を買いに来ましたが、佐藤はスマホが気になって仕方ない様子です。
もしかしたら有力情報が……と期待してしまいますもんね。
コンビニでは外国人の店員が対応してくれます。
しかし何と接客中に急に苦しみだし、死んでしまいました!!
え?どういうこと?今まで普通に仕事してたのに……。
帰ってからテレビを見た佐藤は衝撃的なニュースを目にします。
全国的にA国出身者が怪死を遂げた、A国でも国民全員が死亡したとのニュースでした。
つい、ボタンに視線を遣る佐藤。
まさか、これはA国でこのボタンが押された結果じゃないでしょうか……!!
その時、佐藤の部屋に来訪者が訪れます。
政府の管轄する、このボタンに関する組織のようです。
どうやらSNSの投稿から佐藤のことを見つけたらしいです。
今すぐに同行するように求められる佐藤。
車の中で組織の女は突然、ボタンを押します!
いきなり!もしハズレだったらどうするの!?
しかし何も起こりません。
このボタンは佐藤以外には反応しないようです。
このボタンはA国以外にも存在し、ルールはどの国も同じようです。
壊して中身を調べようとした国もあったとか。
しかしその国は国民全員が死亡してしまいました。
つまり、ボタンに対しては何もできないのが現状のようです。
佐藤がアタリのボタンを期日までに押すしか、国民が生き残る道はない……
いったい佐藤はどのような決断を下すのでしょうか?
国民全員の命を背負った佐藤のとった行動とは……!?
国民ボタン【3話ネタバレ有あらすじ・感想】政府の施設に保護された佐藤は……
こちらの記事では『国民ボタン』(鈴木 大四郎)3話のネタバレを含むあらすじと感想を紹介します。
国民ボタン【3話あらすじ】
A国では国民ボタンが作動し、国民全員が死んでしまいました。
警察に行っても相手にされなかった佐藤は、SNSへの投稿をきっかけに政府の組織に保護されることになりました。
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国民ボタン【3話のネタバレと感想】
車はかなりの距離を走ったようです。
とある施設に着きました。
佐藤はしばらくここで生活をすることになりました。
刑務所を思わせるような何もない部屋、私だったら退屈で仕方ないと思います。
その部屋にあるテレビをつけるとニュースで例のボタンについて報道していました。
なんとネット上で佐藤はすっかり有名になっていました。
顔写真はもちろん、住所などの個人情報もすべて調べられていました。
佐藤本人のことだけじゃなくて、家族のことまで……!!
情報社会、怖い!!
無名のアカウントがたった1回、発信しただけなのに……!
なんと母親の写真までネットには掲載されていました。
政府より早くマスコミが動いてしまったようです。
今は家族全員、政府の用意した施設で保護されているようです。
よかった……、この様子じゃ普通に暮らしていくことは難しそうですからね。
でも弟がケガをしてしまったとのこと。
家族と話したいと言う佐藤。
当然ですよね、家族の事が心配ですよね……。
今夜は遅いので、もう休んでほしいという女。
必ず会う機会を設けることを約束してくれました。
佐藤は自分のせいでこんなことになってしまった、と自分を責めます。
佐藤自身が悪いわけじゃないのに……。
これじゃ佐藤と家族が気の毒過ぎる……。
ボタンのニュースはあっという間に日本国中に広がり、いろんな反響がありました。
テロの可能性や悪魔が人間を選別しているなど、いろんな説が出ているようです。
そして世間はボタンのことを「国民ボタン」と呼び始めました。
デモも怒りました。
こんな大切な対応を政府に任せておけない、どっちのボタンを押すべきか国民投票をすべきと。
国民投票の準備にも時間がかかり、その間に期日を迎えてしまいます。
他国の状況も政府は探っているようです。
幸い、日本の期日は遅いので他の国の動向を見ることになりました。
議論の結果、日本で初めての国民投票の準備が大急ぎで始められることになりました。
準備期間は2週間、果たして間にあうんでしょうか……?
かなりの急ピッチで進めないと間に合わないですよね。
2週間後、なんとか国民投票が開催されました。
なんとか準備は間に合ったみたいですね、よかった……。
色々な騒ぎもありましたが、無事に投票は終わりました。
結果はなんと……同数でした。
こんなことってあり得るんでしょうか?
どっちのボタンを押すべきか、まったく同数なんて。
もう一度、国民投票をしている時間はありません。
選択は佐藤に委ねられました。
佐藤のプレッシャーを思うと、こちらまで胃が痛いです……。
街では「悪魔教」なる宗教さえ現れる始末。
日本国内はパニックです。
いったいどうなるんでしょうか……?
国民ボタン【4話ネタバレ有あらすじ・感想】日本国民の命は佐藤の手に託された……!!
こちらの記事では『国民ボタン』(鈴木 大四郎)4話のネタバレを含むあらすじと感想を紹介します。
国民ボタン【4話あらすじ】
国民投票の結果はまさかの同数。
どちらのボタンを押すかは佐藤の判断に委ねられました。
国民ボタン【4話のネタバレと感想】
ついにボタンを押す期日が明日へと迫った日、念願の家族との面談が叶います。
ご両親ともに元気な様子、よかった……。
弟も怪我を心配していましたが、無事なようです。
佐藤と弟は10歳以上も歳が離れているので、あまり仲良くはないようです。
いつまで経っても弟からは反抗期が抜けないようです。
でも弟は佐藤のことを信じていました。
明日の決断を外すことはないと……。
それは逃げたいと思う佐藤を思い留めた、一言でした。
そして運命の日、当日がやってきました。
大きなスタジアムでセレモニーが行われるようです。
もちろん全国に生中継もしています。
佐藤は昨日、眠ることができなかったようです。
ある意味、当たり前ですよね。
自分の指一つで日本国民の運命が決まってしまうんですから……。
政府の女、名前は梅鉢というようです。
彼女にも一か月の礼を述べる佐藤。
こんな時になってまで、なんて律儀な……。
記念写真を撮ろうとしますが、彼女に拒否されます。
写真は苦手らしいですが、生き残ったら撮りましょうと言う言葉に背中を押された佐藤。
ついにステージ上へと向かいます。
自分を取り囲む圧倒的な人数に思わず怯む佐藤。
人々は口々に好き勝手に感想を言ったり、スマホで写真を撮ったりしています。
ある客席では悪魔教の女が刃物を振り回して、周りはパニックになっています。
そんな中、佐藤はなんとか落ち着こうとしています。
佐藤、頑張って……!!
半分の確率で何も起こらないんだから!
しかし佐藤はここにきて怖気づいてしまいます。
ゆっくりボタンから離れ、無理……と呟きます。
逃げようとした佐藤をみんなが罵ります。
こんなの、私だったら耐えられない……!
そこに弟の声が届きます。
約束したことを佐藤は思い出したのでした。
そして国民の声も佐藤を応援するものへと変わります。
応援する声に押されて、ボタンを押した佐藤。
果たして結果は……。
日本国民は生き残ることができたのでしょうか?
国民ボタン【5話結末ネタバレ有あらすじ・感想】押したら国民全員が死ぬボタン⁉佐藤の決断は?
こちらの記事では『国民ボタン』(鈴木 大四郎)5話のネタバレを含むあらすじと感想を紹介していきます。
また最後にこの作品の考察についても書いていますので、よかったら最後までお付き合いくださいね。
国民ボタン【5話あらすじ】
ある日、主人公の佐藤のもとに悪魔を名乗る男が訪れ「悪魔のボタン」を渡される。
これには2つのボタンがついており、片方を押しても何も起こらないが、もう片方を押すと日本国民全員が死ぬと言う。
このボタンは一か月以内に押さないと、いけないという。
期日の日、日本国民全員が見守る中で佐藤は……
国民ボタン【5話のネタバレと感想】
自分の選択ひとつで自分も含めた日本国民全員が死んでしまう。
これはすごいプレッシャーですよね。
確率は二分の一……!
佐藤は意を決して、ボタンを押しました。
固唾を飲んで見守る国民、会場は静寂に包まれます。
数秒後、みんな生きてる!…ということは佐藤は見事当たりのボタンを押すことができました!
やったー!!
国民も歓喜に沸き立ちます。
思わず膝から崩れ落ちる佐藤に家族が駆け寄ります。
佐藤は弟の励ましのおかげで、頑張ることができました。
佐藤の緊張は凄まじいものだったでしょう。
弟からの言葉で何とか乗り切れて、本当に良かった……!
思わず読んでいるこちらも緊張から解放されて、力が抜けてしまいました。
一気に日本国民の英雄となった佐藤。
会場は佐藤への感謝の声に包まれます。
それからしばらくお祭り状態が続くのでした。
平穏を取り戻したのは何日か後。
やっと佐藤も自分の部屋に帰ることができました。
たった1か月しか離れていないのに、違和感があるのは当然かもしれません。
あれだけの非日常を体験したのですから……
やっぱり落ち着くのは自分の家ですよね。
テレビをつけると佐藤についてのニュースが流れています。
なんと佐藤には国民栄誉賞が贈られるそうです!
さすがは日本国民の命を救った男!
そんなとき、佐藤の部屋のピンポンが鳴ります。
どうやら誰か訪問者が来たようです。
夜にいきなり訪れるなんて、なんとなく嫌な予感がしますよね……。
訪問してきたのは、あの時の悪魔….。
まだ何かあるのでしょうか!?
ボタンはちゃんと当たりを押したのに……。
悪魔は国民栄誉賞受賞について、尋ねます。
さすがに警戒心を露わにしてか、淡々と対応する佐藤。
なんか嫌な予感がしますよね。
佐藤は生と死について考えさせられたこと、追いつめられたときに人間の本質が見えてくることを悪魔に話します。
人間の汚い部分はまるで悪魔のようだった、そして佐藤自身も悪魔になりかけたことを告白します。
でも佐藤は人間のままでした。
ちゃんと理性が働いたのです。
そこになんと二個目の悪魔のボタンが現れます。
悪魔のボタンは押して、終わったはずなのになんで⁉
どうやらこの「悪魔のゲーム」は1回で終わりではないようです……
さぁ、2回戦が始まりました。
国民ボタン【6話ネタバレ有あらすじ・感想】国民ボタン2回戦のスタート!
こちらの記事では『国民ボタン』(鈴木大四郎)6話のネタバレを含むあらすじと感想を紹介します。
悪魔による国民ボタンの騒ぎがひと段落ついた頃、再び悪魔は人類に国民ボタンをつけた。
今度の国民ボタンはひとりひとりの手につけられるタイプで、全員参加型とのこと。
国民ボタン【6話あらすじ】
今度の国民ボタンは初めのものと違い全員参加するタイプのものとのこと。
朝、目を覚ますと手には見慣れないボタンが付いていて……
国民ボタン【6話のネタバレと感想】
日本中をパニックに貶めた国民ボタン、日本の運命はたった一人の男に託され、日本国民が全員無事に生き残れることとなりました。
しかし政府が厳重に保管していた国民ボタンは消え、佐藤の前には再び悪魔が現れました。
国民ボタンが消えたことで国民はパニック、そのことが報道されると、SNSでもその話題でもちきりです。
悪魔曰く、全ての人間がいなくなるまで人間は変わらないとのこと。
悪罵の狙いは全ての人間を地球上から滅ぼすことでしょうか?
でもそれならこんなに回りくどい手をつかわなくてもいいような気もします。
もっと簡単に人類を滅ぼす方法があるような……
ともかく、さぁ、2回戦の始まりです。
せっかくあのプレッシャーを跳ねのけて、生きることに成功したのに……絶望する佐藤の前に、安心するように言って消えた悪魔。
その意図はいったい何なんでしょうか?
彼はいったい何をする気なんでしょうか。
悪魔は佐藤の部屋から煙にように消えていなくなりました。
悪魔ボタンを持ったまま……。
翌日、あるカップルが目を覚ますと、男の手のひらに妙なボタンがついていることに気が付きます。
男は女も起こしますが、眠っている彼女の手にも同じボタンが付いていました。
このボタンはいったい何でしょうか?
SNSで調べる限り、多くの人につけられているようです。
たくさんの人が画像をあげています。
ツブヤキッターでもこのボタンについてがトレンド1位になっているようです。
テレビをつけてみると、ニュースキャスターの手にもついていました。
これは消えた悪魔ボタンと関係があるのでしょうか?
するとテレビが急に切れ、外も真っ暗になっていました。
これは停電でしょうか!?
外を見て見ると、まるで停電の日のよるのように真っ暗です。
いったい何がおきているんでしょうか?
するとテレビに映っているのは……なんと悪魔!
テレビだけでなくパソコンや街頭テレビ、スマホなどありとあらゆる電子機器に悪魔の映像が流されています。
彼女は悪魔についてスマホで検索しようとしますが、動揺の余りに手を滑らせて床にスマホを落としてしまいました。
悪魔は、新しいゲームを用意したとのことです。
街にいる国民はかなり苛立っているようです。
それはそうですよね、やっと国民ボタンが終わったと思ったのに……。
今回のゲームは国民が全員参加するものということ。
子どもの手にも同じボタンがついています。
このカップルだけではなく、職場やどこの家庭でも、テレビ局でさえも悪魔からのメッセージから目が離せません。
ちなみにパソコンの類は一切再起動したり、動かしたりすることはできないようです。
これはいったいどうなっているのでしょうか……
人々は驚きながらも、緊迫した面持ちでテレビ画面を見つめます。
しかし悪魔の様子は余裕たっぷりといったものでした。
それでは第二回戦のスタートです。
やっぱりこの手のボタンがカギになるのでしょうか?
これを押したらどうなるのでしょうか?
もしかしてすぐに死んでしまうのでしょうか?
まだまだ謎だらけですね。
みんながまた無事に生き残れるといいんですが……。
とっても話の続きが気になりますが、次回へと続きます。
国民ボタン【7話ネタバレ有あらすじ・感想】悪魔ボタンのルールとは……。
こちらの記事では『国民ボタン』(鈴木大四郎)7話のネタバレを含むあらすじと感想を紹介します。
悪魔による国民ボタンの騒ぎがひと段落ついた頃、再び悪魔は人類に国民ボタンをつけた。
今度の国民ボタンはひとりひとりの手につけられるタイプで、全員参加型とのこと。
前回の話では、日本国民全員の手につけられた国民ボタン。
そして悪魔がボタンの説明を始めるのでした。
国民ボタン【7話あらすじ】
国民にテレビなどを通じて国民ボタンのゲーム説明をする悪魔。
それはあまりにも過激なものでした。
国民ボタン【7話のネタバレと感想】
前回の国民ボタンでは、佐藤ひとりに日本国民全員の命運が委ねられました。
そして佐藤が見事当たりのボタンを押し、日本国民全員が助かったわけです。
その時の傍観者である大多数の日本国民はかなり好き勝手にSNSに投稿したりしていましたよね。
なので、今回は文句の出ないように全員参加型の国民ボタンにしたということです。
おそらく気が付いているひとも多いかもしれませんが、みんなの手についているボタン、それこそが新しい国民ボタンです。
ついつい押してみたくなりますが、いきなり死んでしまう可能性もあるので、取扱いには十分な用心が必要です。
期間は1か月間、国民ボタンを押した人が国民の過半数を超えなければ、日本国民は全員助かります。
しかし押してしまった人が半数を超えたとき、ボタンを押していないひとは死んでしまうとのこと。
このルールになかなか国民はついていけません。
つまり国民の半分がボタンを押さなければ、誰一人死ぬことはないということですよね?
それならば、だれも国民ボタンを押さなければ、このゲームは問題なくクリアできるのでは?
緊張して悪魔の話すルールに耳を傾けていたひとたちは一斉に安堵します。
ならボタンを押さなければいい、そのようにみんな思ったのでしょう。
でもこれじゃそもそもゲームとして成立しませんよね?
悪魔は「二回戦を楽しんでください」と言い残し去ろうとします。
その前に一つ、言い忘れたことがあるようです。
ボタンを押してしまったひとの割合は国民にもわかるようになっているとのことです。
それだけを言い残して、また1ヶ月後と言って悪魔は去って行きました。
すると何事もなかったようにテレビもスマホも電気も戻りました。
テレビも再開します。
ここで人々は気が付き始めます。
国民ボタンを押しておけば、万が一の際にも生き残れるという事実に……。
ボタンを押した人の人数はどんどん増えていきます。
また周りにつられてボタンを押す人もいるようです。
あるカップルは男は押さないという主張をしました。
でも女はとりあえず押しておけば、自分たちは助かると言います。
男は自分たちのせいで死ぬひとが出てもいいのかと言いますが、女は押さないでいて死ぬことが怖い様子。
男は冷静にこれは悪魔のしかけた罠であり、押さなければ全員が無事に助かると諭します。
女はわかってるけど、世の中はみんないい人ばかりではないと主張しました。
これも正論ですよね。
ある家族はそもそもこのボタンが本物かどうかから疑っていました。
確かに寝ている間にいつの間にかつけられたボタンが生死を判別するなんて信じがたいですよね。
もし本物だったらという妻の問いに対して、それはその時に考えればいいと及び腰の夫。
妻は夫のそういう優柔不断というか、決断から逃げるところを嫌っているようです。
息子はいきなり手についたボタンに興味津々、ひとまず押そうとします。
慌てて夫が払いのけたら、息子は泣き出してしまいました。
でももし子どもが押していたら大変なことになりますし、仕方ない対応かもしれません。
その日の夜、Q国にて国民の半数は亡くなりました。
悪魔ボタンが作動したのでしょう。
この悪魔ボタン、どうやら本物のようですね。
国民ボタン【8話ネタバレ有あらすじ・感想】各自の葛藤!!
こちらの記事では『国民ボタン』(鈴木大四郎)8話のネタバレを含むあらすじと感想を紹介します。
悪魔による国民ボタンの騒ぎがひと段落ついた頃、再び悪魔は人類に国民ボタンをつけた。
今度の国民ボタンはひとりひとりの手につけられるタイプで、全員参加型とのこと。
前回の話では、国民に悪魔から国民ボタンのルール説明がありました。
人々は自分のためにボタンを押すのでしょうか……。
国民ボタン【8話あらすじ】
国民ボタンは世界各国で行われているようです。
押す人が増えるにつれて、一気に新しく押す人が増えるようで……
国民ボタン【8話のネタバレと感想】
国民ボタンへの対応は政府も頭を悩ませているようです。
内閣支持率も急降下してしまったようです。
会議が始まりました。
Q国の国民の半分が亡くなったことが報告され、Q国では国民ボタンのルール説明直後から少しずつボタンを押す人が増え、20%を超えたところで一気に押す人が増え、35%を超えた段階では50%になるまで、たったの20分しかなかったそうです。
やっぱり死が近づいてくると、生き延びたいと言う本能から国民ボタンを押してしまうのでしょうね。
今の日本はまだ5%にとどまっています。
少ないようにも見えますが、すでに押している人がいること自体が問題なのです。
閣僚は自分のことしか考えていない非国民と言います。
もしかしたら、この会議の中にもすでにボタンを押した非国民がいるかもしれませんね。
とにかく、これ以上国民ボタンを押すひとが増えないようにすることが大切です。
前回は一人だけだったので隔離もできましたが、今回は国民全員が対象なので、不可能です。
まずは国民ボタンを押す、押さないの前にSNSの書き込みを何とかする方が優先みたいですね。
今はインフルエンサーの言葉ひとつで状況が変わってしまう可能性もありますし。
前回の国民ボタンのときにでてきた、悪魔教はもちろん、ノストラダムスの大予言の再来だとか、人類終末説だとか、ほかにも陰謀を考えているひとはたくさんいます。
そう言うひとの動きを抑えるのが先決のようですね。
いつ暴動が起こるかわかりません。
治安維持にも努めないといけませんね。
ある家族は、妻から押すことを夫に提案していました。
曰く50%までなら大丈夫だから……ということらしいです。
でも夫は自分の家だけ助かるなんてと頑なな様子。
妻はじゃあせめて子どもだけでも押しておこうとします。
そうすれば子どもたちは生き延びられますものね。
あとは世間の判断に委ねるのもありかもしれません。
子どもたちまで道連れにするのも忍び難いですものね……。
テレビによると今日で国民ボタンのゲームが始まってから1週間たちますが、また1万人ほどボタンを押したひとが増えたようです。
アンケートによると若者が押している場合が多いのだとか。
助かりたい一心なのでしょうね。
このままでいくと20日後には半数は国民ボタンを押したことになってしまいます。
テレビでは国民ボタンを絶対に押さないように呼び掛けるのでした。
カップルの女は押そうと言い出します。
男は自分たちだけ助かるわけにはいかない、みんなのことを考えなければいけないと言います。
女はみんなって誰?と問い返しました。
しかも彼女が死んでもいいというのでしょうか?
彼にはそんなつもりはありませんが、彼女にはそのように聞こえるようです。
ケンカになってしまった二人、彼はたばこを買いに外にでます。
彼女はまだ話の途中、このままだとボタン押すけどいいの?と問いかけますが、彼は部屋の外に出て行ってしまいました。
ひとり部屋に取り残された彼女はその場で佇むのでした。
2週間後、世界では1/3の国で人口が半分になっていました。
しかし生き残ったものは自己中心的なものが多いためか、略奪や暴動などが多発、世界はカオスと化していました。
この頃には政府により海外の情報は遮断され、国民は限られた情報しかみることが出来なくなっていました。
政府も頭を悩ませていました。
抗議デモも起こり、国民の不満と不信が膨れ上がっています。
ところで梅鉢(4話で登場した政府の女)はある噂を調査しているようです。
その噂は本当らしいのですが、絶対に流出させてはいけない、機密事項らしいです。
彼女が仲直りしようと彼を待っていたところ、急に警報が鳴りました。
国民ボタンを押した人が15%突破したようです。
追い詰められた彼女はボタンを押してしまいました。
するとボタンが真っ黒に……いったい何が起こったんでしょうか?
国民ボタン【9話ネタバレ有あらすじ・感想】「黒ボタン狩り」とは?
こちらの記事では『国民ボタン』(鈴木大四郎)9話のネタバレを含むあらすじと感想を紹介します。
悪魔による国民ボタンの騒ぎがひと段落ついた頃、再び悪魔は人類に国民ボタンをつけた。
今度の国民ボタンはひとりひとりの手につけられるタイプで、全員参加型とのこと。
国民ボタン【9話あらすじ】
どんどん増え続けるボタンの押下率。
このボタンは押すと黒く変色することがわかりました。
すると黒いボタンを見た人々はついに……。
国民ボタン【9話のネタバレと感想】
ある一人の少女が手についた国民ボタンを押したら、ボタンは黒色に変化しました。
どうやら、このボタンは押すと色が変わる仕組みになっているようです。
SNSを見ても、押した人はみんなボタンが黒くなっている模様。
これ、見られたらボタンを押してしまったのがバレてしまいますよね?
これはまずいです。
同居している彼氏にも隠さなくては……。
政府の方でもボタンを押すと色が黒く変化することには気が付いたようです。
情報統制をしようとしますが、隠れキーワードでどんどん情報が拡散してしまい、もはや収集が付かない事態です。
そしてボタンを押した人の人数が30%を超えてしまいました。
このままのペースでは明日まで持つかどうか……。
そんな時、梅鉢にはなにかいい案があるようです。
その手伝いを部下である田端へ依頼しました。
このまま一気に50%を超えてしまうと思われたボタンの押下率ですが、ある事件が起こり、ピタッと止まってしまいました。
それは「黒ボタン狩り」です。
手のボタンが黒い人物を集団で襲撃する事件が相次いだのです。
確かにボタンを押した人が一人亡くなれば、その分母数も減るので、押下率に変化はありませんからね。
そう言われてみれば納得です。
悪魔がつくったにしても、あまりにも酷すぎるルールです。
ただボタンを押さなければ生き残れるのに、ついに殺し合いまで始めてしまうなんて……。
押しても押さなくても地獄ですね……。
この黒ボタン狩りは一気に広まり、日本各地で正義の名の元、狩りが始まりました。
もちろん警察も全力でこれを阻止しようとしましたが、なかなかうまくいかず……。
黒ボタン狩りをしているところを見つけた警官は、当然やめさせようとします。
しかし狩りをしている人間は、自分たちが正しいと思い込んでいる様子。
そして警官の手をよく見ると……そこには黒ボタンがありました。
警官も恐怖のあまり、ボタンを押してしまったのですね。
仲間の警官に問い詰められ、しどろもどろになるボタンを押してしまった警官。
警官同士が言いあっているうちに、黒ボタン狩りは逃げようとします。
警官は威嚇のため、拳銃を黒ボタン狩りたちに向けますが、実際に発泡したのは黒ボタンを押した景観に向けてでした。
ついに警官の間でも、疑いの目で仲間を見て殺し合う地獄が始まったのです。
そして、発泡した警官はこれを黒ボタン狩りのせいにしようとしました。
まさに本当の生き地獄です。
もはや自分しか頼れるものはありません。
この事件をネットニュースで知った彼女は、恐怖に震えていました。
バレたら殺されてしまう可能性も、十分にありますからね。
彼氏とコンビニに来ていましたが、早く帰ろうと急かします。
彼女がボタンを押してしまったことを知らない彼氏は余裕の表情ですが……。
ふとしたはずみに、ころんだ老人を助けようとして彼女は手を差し伸べます。
そしてボタンが黒くなっていることに気が付かれてしまいました。
すると店内は大騒ぎ、遠巻きに人々が彼女を見ています。
彼氏ですら、絶望した表情で彼女のことを見つめるのでした。
通行人のひとりが彼女のことをスマホで写真に撮ります。
彼女は黒いボタンを隠すようにしてコンビニを飛び出しますが、そこには黒ボタン狩りが待ち受けていました。
非国民と呼ばれ、彼氏に助けを求めますが、彼氏も冷め切った目で彼女のことを見ています。
必死に助けを求める声がむなしく響くのでした。
全員、黒ボタンを押した家族は家の中に引きこもっていました。
食事は宅配サービスを利用しているようです。
しかし取りに玄関の外に出た瞬間、配達員に黒ボタンを見られてしまいます。
この家族はいったいどうなってしまうのでしょうか?
国民ボタン【10話ネタバレ有あらすじ・感想】家に襲い来る黒ボタン狩り!
こちらの記事では『国民ボタン』(鈴木大四郎)9話のネタバレを含むあらすじと感想を紹介します。
悪魔による国民ボタンの騒ぎがひと段落ついた頃、再び悪魔は人類に国民ボタンをつけた。
今度の国民ボタンはひとりひとりの手につけられるタイプで、全員参加型とのこと。
ボタンを押すと黒く色が変わる国民ボタン。
各地で黒ボタン狩りが出現し始めました。
国民ボタン【10話あらすじ】
ボタンを押してしまったひとは外に出なくなりました。
それでも黒ボタン狩りが家へ襲ってきて……
国民ボタン【10話のネタバレと感想】
無事に食事を終えた一家、そこに一本の電話がかかってきます。
それは父親の知り合いからのもので、一家の情報は黒ボタン名簿に記載されているとのこと。
すると玄関のピンポンが鳴りました。
もうすでに黒ボタン狩りに嗅ぎつけられたようです。
もうマンションの外まで黒ボタン狩りが集まっています。
家族の部屋を開けたらなんとドアが開いていました。
いったいどういうことでしょうか。
なかに黒ボタン狩りが入りますが、すでに家族はいません。
短時間で逃げたのでしょうか。
屋上に言ってみると、家族四人分の靴が並んでいました。
おそらく屋上から身を投げたのでしょう。
国民ボタンさえなければ、幸せに暮らしていたはずなのに……。
こんな動画がネット上に溢れるようになってしまいました。
警察でも削除していますが、どんどんアップされるのでキリがありません。
黒ボタン狩りの一斉取り締まりも始まったようですが、今度は逆に黒ボタン狩りを狩る人間まで出てくる始末……もう手に負えないところまで事態はきているのでしょうか。
とうとう警察はインターネットを期日まで使えないようにすることにしました。
そんな中、梅鉢はなにかのデータを見ていました。
彼女はいったい何を考えているのでしょうか?
梅鉢はインターネットの使用中止を待って欲しいと言います。
なにか考えがあるようで……。
テレビではボタンを押してしまった人は家から出ないように呼び掛けています。
もっとも家から出なくても殺されてしまうケースもあるみたいですが……。
動画サイトも黒ボタン狩りの動画ばかり。
しかしインターネットに制限がかからなくなったことを疑問に思う国民もいるようです。
今まではどんどん削除されていたのに……。
日本が民主国家だからと言えば、それまでなのですが……。
あるカフェではひとりの男性が黒ボタン狩りを邪魔だと言い切っていました。
これはどういうことなんでしょうか?
もしかして、この男性は悪魔の仲間なんでしょうか?
ずっとブツブツと呟いていて、怪しい印象です。
ここに来て、完全に国民ボタンの押下率は止まりました。
これだけ黒ボタン狩りが増えれば当然ですよね。
悪魔の言っていた期限まではあと10日、残りは18%、何とも言えない微妙な数字ですよね……。
黒ボタン狩りはボタンを押してしまったひとがいたら、すぐに見つけられるようにパトロールをしているようです。
確かに自分のためにボタンを押してしまった人のせいで、みんなのために押さなかった人が死ぬなんて、とても理不尽ですよね。
そこに新しい押下者の情報が入りました。
どうやらこの近くに住む60代の夫婦のようです。
黒ボタン狩りたちは急いでその家に向かいます。
ところで黒ボタン狩りはどうやって情報を手に入れているのでしょうか?
目撃情報の集まるサイトでもあるのでしょうか?
彼らがその家に行ってみると一番乗りだったようです。
動画サイトに投稿するようにカメラも忘れずに回します。
ピンポンを押しても反応はなく、電気もついていない家。
黒ボタン狩りのひとりが裏口にまわってみると、カーテンの隙間から震えながら抱き合うよう老夫婦を見つけました。
この夫婦はいったいどうなってしまうのでしょうか?
国民ボタン【11話ネタバレ有あらすじ・感想】黒ボタン狩りに襲われた老夫婦は……。
こちらの記事では『国民ボタン』(鈴木大四郎)11話のネタバレを含むあらすじと感想を紹介します。
悪魔による国民ボタンの騒ぎがひと段落ついた頃、再び悪魔は人類に国民ボタンをつけた。
今度の国民ボタンはひとりひとりの手につけられるタイプで、全員参加型とのこと。
各地で暗躍する黒ボタン狩りが次に目を付けたのはとある老夫婦で……
国民ボタン【11話あらすじ】
黒ボタン狩りに、ボタンを押してしまったことが知られ自宅にまで押しかけられてしまった老夫婦。
家の中を探す黒ボタン狩りに見つからないように、祈るような気持ちで抱き合ってじっと息を潜めていますが……。
国民ボタン【11話のネタバレと感想】
黒ボタン狩りは老夫婦の自宅内に入り、姿を探しますがなかなか見つかりません。
ガセ情報かもしれないと、引き上げようとしました。
隠れていた老夫婦も一安心です。
そのとき、老夫婦のスマホが鳴ってしまいました。
この音は黒ボタン狩りにも届いていました。
カメラが回っていることを確認し、黒ボタン狩りが老夫婦の隠れている部屋を突き止めます。
夫は妻を庇い、ボタンを押そうと言ったのは自分であり、妻は自分に従っただけと告げます。
そして何とか妻だけでも助けてもらうように懇願するのでした。
すると黒ボタン狩りは意外な行動に出ました。
安心するようにというのです。
黒ボタン狩りが覆面をとると、なんと正体は梅鉢でした。
ボタンを押してしまったひとを保護するためにやってきたのです。
老夫婦は無事に保護されました。
2日前、対策本部長に梅鉢はある提案をしました。
それはインターネットの使用禁止を少し待って欲しいということです。
インターネットはそのままにして、むしろ黒ボタン狩りを拡散させてほしいと。
黒ボタン狩りが出てきてから、目に見えてボタンを押すものは減りました。
しかし黒ボタン狩りを厳しく取り締まった結果、再びボタンを押す者は増えたのです。
つまり、皮肉なことに黒ボタン狩りの取り締まりがボタンを押す者を増やしているのです。
なのでインターネットで黒ボタン狩りへの恐怖のみを拡散させ、自分たちで黒ボタン狩りを行うことを提案しました。
黒ボタン狩りになりすまして、本物の黒ボタン狩りが犯行を行う前に自分たちが現場に駆けつけてボタンを押してしまった者を保護するわけです。
その様子を黒ボタン狩りが行われているように撮影し、フェイクとして拡散、恐怖のみを拡散するのです。
こうすれば、黒ボタン狩りを取り締まることなく、ボタンを押してしまった者も保護できます。
現場にいち早く駆け付けるために、梅鉢は田端に依頼して黒ボタン名簿をハッキングしていました。
黒ボタン狩りは単独行動をしているので、機動力はあまり高くありません。
そこに目をつけたわけですね。
こうして本部長の許可を得て、梅鉢の作戦が結構されたわけです。
老夫婦を乗せた車はあるホテルに着きました。
このホテルは政府が借り上げているもので、黒ボタンを保護するためのものです。
ここなら確かに安全ですよね。
悪魔の指定した期限まではあと10日、ここから出なければ安全です。
老夫婦は改めてお礼を言うのでした。
するとホテルの中から子どもが飛び出してきて梅鉢に抱き着きました。
あの黒ボタン狩りに襲われて、屋上から飛び降りたと思われた家族の子どもです。
どうやら一家全員無事のようです。
梅鉢たちがなんとか間に合ったようで、良かったです。
悪魔の指定した期限まではあと10日。
これからボタンの押下率はどうなっていくのでしょうか。
人類は無事に助かることができるのでしょうか。
このまま押下者が増えなければ、人類は無事に助かるのですが、悪魔が何か仕掛けてこないとも限りません。
どうかこのまま無事に10日後を迎えられますように……。
国民ボタン【12話ネタバレ有あらすじ・感想】迫る、悪魔の指定した日
こちらの記事では『国民ボタン』(鈴木大四郎)12話のネタバレを含むあらすじと感想を紹介します。
悪魔による国民ボタンの騒ぎがひと段落ついた頃、再び悪魔は人類に国民ボタンをつけた。
今度の国民ボタンはひとりひとりの手につけられるタイプで、全員参加型とのこと。
政府側は黒ボタン狩りになりすまし、いち早くボタン押下者のもとへかけつけることにより、黒ボタン狩りから押下者を保護する作戦をとりました。
国民ボタン【12話あらすじ】
悪魔の指定した期日が近づいてきました。
梅鉢の作戦もあって、このままだと人類は助かりそうですが……
国民ボタン【12話のネタバレと感想】
悪魔の指定した期日まであと3日となりました
屋上でタバコを吸って、休憩をする田端。
そこにコーヒーを持って、梅鉢が現れます。
なんとか黒ボタン狩りも落ち着いてきたとのこと、田端にも無理をさせて悪かったと梅鉢は言います。
田端はコーヒーのひとつじゃチャラにならないと返し、梅鉢はこれが終わったら何でもごちそうすると約束するのでした。
田端は不意に今まで思っていた疑問を口にします。
それは、悪罵とは何者だということ。
悪魔はなんのためにこんなことをしたのでしょうか。
それは梅鉢にも答えが出ない疑問でした。
いよいよ悪魔の指定した日まであと1日と迫ってきました。
政府では官僚による会議が行われています。
現在の押下者率は38%、なかなかいい数字ではないでしょうか。
官僚たちはすでに事件は終わったつもりで、始めはどうなるかと思ったけど、終わってみたらあっさりしたものだった、なんて言っています。
まだ期限を迎えてもいないのに……。
街の人々もそれは動揺で、すでに自分たちの勝利を確信していました。
街が大騒ぎです。
テレビでもまもなく新国民ボタンの期限を迎えようとしている中で、喜ぶ国民の姿を放送しています。
それを冷めた目で見つめる男がいました。
この男は何者なのでしょうか?
一方、警察も何とか過半数を超えずに済みそうと安心した空気が流れていました。
これも梅鉢の作戦のおかげですね。
しかし梅鉢本人はまだ安心していない様子です。
最後の最後まで気が抜けないようです。
そんな中、緊急国民ボタン警報が鳴り響きました。
今は期限まであと15分を切ったところ、ここにきて一気にボタンを押すものが増え、なんと40%を超えてしまいました。
どうして急にこんなことになってしまったのでしょうか。
もしかして、このままだとまだまだ過半数まで余裕があるし助かると思うけど、何のためにもボタンを押しておこうと思った人々が押しているのではないでしょうか?
街でもボタンの押下率の上昇に気が付いたようです。
絶対押さないようにと叫ぶものもいます。
ボタンを押したものは、その場で取り押さえられリンチが加えられました。
そして殺せばリセットされると、ボタンを押してしまった者を殺そうとします。
期限まで残り10分を切りましたが、ボタンの押下率の上昇は止まりません。
何かとめる方法はないのかと騒ぐ閣僚でしたら、こっそりとテーブルの下でボタンを押す閣僚もいました。
あと5分という段階で押下率は46%を突破しました。
国民ボタン押下者隔離ホテルの一室では、あの家族の子どもが泣いています。
この家族は子どもたちにだけボタンを押させたようですね。
そしてもしパパとママになにかあったら、あの老夫婦に後のことを頼んでいるみたいです。
老夫婦は自分たちだけ助かることに罪悪感を抱いているようですが、家族の父からしたら安心できるようです。
さて、残り1分を切りました。
押下率は49%です。
いよいよカウントダウンが始まりました。
ボタンを押す者は50%を超えてしまうのでしょうか?
人類はみんなで生き残れるのでしょうか?
国民ボタン【13話ネタバレ有あらすじ・感想】ついに迎えたタイムリミット……!!
こちらの記事ではめちゃコミックオリジナル『国民ボタン』(鈴木大四郎)13話のネタバレを含むあらすじと感想を紹介します。
悪魔による国民ボタンの騒ぎがひと段落ついた頃、再び悪魔は人類に国民ボタンをつけた。
今度の国民ボタンはひとりひとりの手につけられるタイプで、全員参加型とのこと。
いよいよタイムリミットが間近に迫ってきました。
どんどん上がるボタンの押下率、果たして人類はどうなってしまうんでしょうか……?
国民ボタン【13話あらすじ】
ついにタイムリミットを迎えた日本国民。
ボタン押下率はギリギリで止まったようですが……
国民ボタン【13話のネタバレと感想】
ついにタイムリミットを迎えた日本国民。
果たして生き残ることはできたのでしょうか?
政府の閣僚会議のモニターには残り時間ゼロとボタンの押下率49%が表示されています。
どうやら無事に生き残ることに成功したようです。
街でも、もう終わったこと、生き残れたことに気が付いたらしく、ギリギリ生き残れたことに安堵する人々が見受けられました。
すると人々の手からボタンがまるで砂のように消えていきました。
これはきっと助かったサインですよね。
SNS上でも喜びの声で溢れています。
警察も一安心したようです。
どうやら今回の国民ボタンは前回以上に安堵感が強いとのこと。
黒ボタン狩りからボタンを押下してしまった人を守る作戦を思いつき、実行した梅鉢も一安心……し過ぎて腰が抜けてしまったようです。
ともかく、日本国民が無事で本当に良かったですよね。
その時でした。
モニターというモニターに悪魔の顔が映し出されます。
一瞬にしてまた緊張感の走る警察。
街の人は悪魔に向かって暴言を吐くひともいます。
悪魔としても、人類が全員生き残るとは思っていなかったようです。
どこまでが本心かわかりませんが……。
ともかく、今回も悪魔側の負けを認めました。
その言葉を聞いて、盛り上がる街の人々でしたが、悪魔の言葉は更に続きます。
悪魔はすべての人間に負けたわけではなく、一部の優秀な人間以外はまるで悪魔のような顔をしていたのを見逃しませんでした。
確かにわずかな犠牲でなんとか生き延びることはできましたが、人類はこの先も元通り仲良くやっていけるでしょうか?
ここで悪魔からひとつ提案があるとのこと。
なんと国民ボタンはこれで終わりではなく、ファイナルラウンドがあるとのこと!
また命がけのゲームが始まるということでしょうか。
その頃、最初の国民ボタンの押下者である佐藤の家は外壁はひどい落書きで埋め尽くされ、警察官により警備されていました。
佐藤太郎本人を覗いた家族内もピリピリとした様子を隠せません。
いつまでこんなゲームが続くのかと、お母さんはヒステリックに叫んでいます。
元々は太郎が救った国民の命、なのにどうして佐藤家がこんな村八分に要な扱いを受けないといけないのでしょうか?
両親がケンカをする中、佐藤の弟はそっと太郎の部屋へと向かいます。
そして、今回のゲームも誰も死ぬことがなく終わったことをドア越しに告げるのでした。
しかし世の中はどんどん悪くなっています。
みんな目の前の自分のことしか考えていません。
しかもこのゲームはまだ終わりではありません。
でも佐藤の弟は兄が国民ボタンから逃げなかったように、自分も逃げないと誓うのでした。
必ずファイナルラウンドも生き残ることを誓います。
まだまだ続く人類と悪魔のゲーム、次こそがファイナルラウンドのようですが、いったい悪魔はどんなゲームを用意してくるのでしょうか?
人類はまた無事に生き残ることができるのでしょうか?
人間の本性が出るこのゲームから目が離せませんね。
国民ボタン【14話ネタバレ有あらすじ・感想】悪魔ボタンファイナルラウンドスタート!
こちらの記事ではめちゃコミオリジナル『国民ボタン』(鈴木大四郎・楠風夏)14話のネタバレを含むあらすじと感想を紹介します。
無事に二回目の国民ボタンも終わったと思いきや、悪魔はファイナルラウンドがあるという。
その言葉を残して、3日も悪魔は姿を消してしまった……。
行く場のない怒りを人々は国会にぶつける。
国民ボタン【14話あらすじ】
悪魔ボタンのファイナルラウンドが宣言されたから3日。
悪魔からは何の連絡もありません。
国会前に集まる人々ですが、そこに1台の車が……
国民ボタン【14話のネタバレと感想】
悪魔がまだ国民ボタンには続きがあると言った後、彼は姿を消し3日が経ちました。
どうしようもない感情を持つ国民は国会議事堂前に集まり、デモを起こします。
そこに1台の黒塗りの車が入ってました。
だれか要人が乗っているのでしょうか?
車の中に人々の視線が集まります。
車で来た人物は梅鉢と面会します。
悪魔によるファイナルラウンド宣言から3日……警察や政府も必死に情報収集にあたっていますが、何も手がかりを掴めていないようです。
そこで彼の力を借りたいとのことですが……彼は何も知らない様子な上、それにもう関わりたくないとのこと。
梅鉢は気持ちはわかるけど、実際に悪魔に会った日本人は彼一人、そう、一番初めのゲームで選ばれた佐藤太郎です。
一時期は国民栄誉賞受賞という話もありましたが、それも白紙になり、今では悪魔の手先とまで言われる始末……。
家にも非難の言葉がたくさん書かれていましたね。
今回、梅鉢が佐藤を呼び出したのは、悪魔が現れたときの状況を聞きたいとのこと。
最初の国民ボタンが成功した後、佐藤さんのところに悪魔が再び現れたのは5日後。
その時になにか気がついたことはなかったか、梅鉢は問います。
例えば現れる予兆があったとか……。
その質問に対して、佐藤は黙秘します。
そこで梅鉢は質問を変えることにしました。
これは一般には極秘の情報だそうですが、海外では悪魔を倒そうとしているという情報があるそうです。
実際に悪魔に会った佐藤から見て、悪魔を攻撃することは可能かどうか、問いかけられます。
佐藤は攻撃が通用するかどうかはわからない、でも悪魔とは結局、みんなの心の中にいるもの……強い者の味方につき、自分だけは何とか生き延びようとする心ではないかと思います。
どうじてそんな奴らのために自分がこんな目にあわなくてはいけないのか、その思いが頭をよぎります。
梅鉢の質問にはわからないと返す佐藤。
そろそろ会議が始まるとのことで、佐藤はこの部屋を後にします。
もうこれ以上自分には関わらないでほしいとの言葉を残して……。
国民ボタンに対する閣僚会議が始まりました。
梅鉢が現状を報告します。
最初に国民ボタンが見つかったのは2ヶ月半前、その時は海外でも同じような事例が複数発生しており、対策本部が始動していました。
その後、日本国内では佐藤太郎を発見し、即時保護します。
この段階では各国の悪魔と日本の悪魔が同一なのかはわかりませんでした。
悪魔に実際に出会った人物は各国一人であり、他国からの情報も真偽の判定は不明でした。
しかし2回目のボタンで悪魔が国民の前に現れた事により、外観から悪魔は一人ではなく複数人いることが確認できました。
1回目のボタンの時点で、他国に残された日本人は、滅んだ国の中でも他の国籍の人々と協力しながら、何とか生き延びているようです。
そして現在は海外にいた日本人も全員救出済みとのことで、よかったです。
2回の悪魔ボタンは終わり、生き残った国は日本も含めてなんと8か国のみ!
その中の国でも無政府状態となり、暴動などが起こる国も多く、ファイナルラウンド前に破滅してしまうのではと危惧される国も少なくありません。
和平を望む国が多い者の、注意をしないといけない国もあります。
梅鉢はまずは生き残ることを優先で考えてくださいと言い切ります。
その上で、日本も悪魔討伐に向けて備えだけはしておいたほうがいいのではないかと進言します。
しかし閣僚たちの反応は思わしくなく、悪魔討伐なんてことが本当にできるのか、もし悪魔の逆凜に触れて殺されたらどうするんだ、と言った声が聞かれます。
会議後、梅鉢はひとりコーヒーを飲みながら思案に耽っています。
そこに現れたのが後輩の田端でした。
ファイナルラウンドを生き残ったところで、どうやって国際間の安全保障を維持していくか……難しい問題ですよね。
日本にはリーダーシップをとる人もいませんし……。
もし動く時は自分にも言ってくださいと田端は梅鉢に言います。
梅鉢はお礼の言葉を口にするのでした。