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Автор: guidetoexam

<孫育てさせてあげる!>東京で暮らすイトコ「地元に戻ってこようかな」ダレのため?【第1話まんが】

私(トモカ、34歳)は、地元で看護師として働きながら小学1年生の娘(リオ)を育てています。大学進学で一度東京に出ましたが、就職を機に地元に戻ってきました。地元は東京から車で2時間ほどの場所です。本当は東京で就職したかったのですが、就職活動中に病気になった母が心配になり、地元で就職することにしたのです。いまも私の実家近くで夫と娘と3人で暮らして、ときどき実家の母を訪ねる日々を過ごしています。最近、従姉妹のアユミから「地元に帰りたい」と相談を受けています。

私たちは従姉妹でもありますが、高校の同級生でもあります。姉妹のようでもあり、親戚のようでもあり、友だちのようでもある貴重な存在。そんなアユミは……。

 たしかに実家の近くに住んでいると、良いこともたくさんあります。母に、孫の顔を見せてあげられるのもそのひとつです。

アユミの家は夫婦ともにフルタイム勤務で共働き。リオちゃんが生まれる前に東京で立派なマンションを購入しています。充実した生活をしていたので、まさかこっちに戻ってくるつもりがあるなんて、私はまったく思っていませんでした。アユミはずっと東京に住むだろうなと思っていたので、正直驚いています。アユミに何があったんだろう……?


そこまで具体的に考えてるとは。でも夫婦で話し合ったのでしょうか。いろいろと気になってしまいます。

アユミの言う「孫育て」という言葉が私にはちょっと引っかかりました。しかもおばさんに「孫育てさせてあげる」なんて……。親に孫の顔を見せてあげられるのは娘としても喜ばしいことだけど、それと「孫を一緒に育ててもらう」というのは、なんだか違う気がする。モヤっとする私をよそにアユミは「もし地元に戻ったら~」「もし親と一緒に暮らしたら~」などと想像して、楽しくなっているようです。

地元を「子育てにいい環境だ」と褒められて、悪い気はしません。知り合いが多いので、け合える安心感もありますし、親と一緒に子育てができる楽しみもあります。しかしアユミは、どことなく夢心地で、地元のいいところしか見えていないような気がしました。そもそもアユミは高校のとき「ぜったいに東京に出たい。地元に残りたくない!」と言って地元を出て行ったはずなのに… …。アユミも子どもができて、考え方が変わったのでしょうか?


2話まんが】

前回からの続き。私(トモカ、34歳)は、地元で看護師として働きながら小学1年生の娘(リオ)を育てています。大学進学で一度東京に出た私は、就職を機に地元に戻ってきました。地元は東京から車で2時間ほどの場所です。本当は東京で働きけたかったのですが、就職活動中に病気になった母が心配になり、地元で就職しました。いまも実家近くで夫と娘と3人で暮らし、ときどき実家の母を訪ねる日々です。最近、高校の同級生でもあり従姉妹のアユミから「地元に帰りたい」と相談を受けました。でも地元に帰りたい理由を聞くと、アユミには地元のいいところしか見えていない気がして私は少し心配になります。

 私はアユミのご主人のツカサさんがどう思っているのかが気になりました。2人で話し合って決めたことなのでしょうか。

するとアユミは……。

なんとアユミはツカサさんにまだ話していないのだそう。地元に引っ越したいなんて大事なことを夫婦で話し合っていないなんて、私はますますアユミのことが心配になってしまいました。たしかにおばさんはアユミの娘、ミサちゃんに会えるのをいつも楽しみにしています。

「孫育て」まただ……。さっきもアユミが「孫育て」という言葉を使ったとき、私は何かが引っかかったのです。私の母もそうだけれど、孫を可愛いという気持ちはたしかだとは思いますが、イコール「孫を育てたい」と思っているかというと、そんなことないと思うのです。でもアユミにはそのあたりのことが、いまいちピンと来ていないように見えます。

孫が近くにいてうれしいという話は聞くことも多いです。でもその言葉どおり「近くにいるのがうれしい」のであって、やっぱり「孫を育てられてうれしい」という言葉は私も聞いたことがありません。それに幸せな老後とか勝ち組とか、アユミの言っていることは、どこか妄想的というか、リアリティに欠けるような気がするのです。果たして母たち世代の親たちが、孫の近くに住むことや孫を育てることを勝ち組だと認識しているのでしょうか。私にはどうしてもそう思えないのです。

アユミは祖父母なら誰しも孫の面倒をみられるのが幸せだ、と思っているようです。けれど、一緒に子育てをする、ということはそんなに簡単なことじゃないと思います。それに親はいつまでも元気なわけじゃないです。アユミは同居のおいしいところばかり考えている気もします。地元にいる祖父母世代は孫の世話が最上の幸せだなんて、少しバカにしているようにも感じてしまいました。「実家依存じゃないの?」「親離れしてないんじゃないの?」とも思いましたが、さすがに気分を害するだろうと言えませんでした。

<孫育てさせてあげる!>なぜ?イトコも母も思ってた反応じゃない!【第3話まんが:アユミの気持ち】

前回からの続き。私(アユミ、34歳)は、東京で夫(ツカサ)と年中の娘(ミサ)と一緒に暮らしています。大学進学を機に東京に出てきてそのまま就職し、結婚、出産しました。娘が生まれる前に東京でマンションを購入したので、そのまま東京暮らしが続くと思ったのですが、子育てをするうちにその気持ちが徐々に変化していきました。

私が地元にいたころは、両親と母方の祖父母と一緒に暮らしていました。両親はミサをすごくかわいがっています。実家に帰省するたびに、私は自分が育った環境の方が今のらずよりも子育てに適していると思い始めたのです。最近は「地元へ帰りたい」「親と同居したい」という思いが強くなっています。

トモカは従姉妹ですが、同じ高校に通った同級生でもあります。まるで姉妹のように育った仲。私は何かあるごとに、トモカに相談をしてきました。今回のこともトモカはきっと私の意見に賛成してくれる。私のことを応援してくれる。そう期待していたのですが、いざ話をしてみると、トモカはどうやら私の考えには賛同できないようです。でもきっとお母さんなら賛同してくれるはず……!

母からも私の思ったような反応は返ってきませんでした。

それどころか、私の話を聞いた母は曇った表情をしました。

喜んでくれると思ったのに、なんで……!? 孫のミサと住めること、娘の私がそばにいること、母にとっては喜ばしいことではないのでしょうか。しかし私の期待とは裏腹に、思った以上に母は私が地元に帰ってくることを良しとは思っていないようです。

夫のツカサにはまだこのことを話してないと伝えると、母は厳しい口調で「まずはツカサくんと話しなさい」と言い出しました。もちろん私だって夫婦での話し合いは必要だと思っています。でもまずは私が地元に帰りたいと思っている気持ちが大事ではないでしょうか。

従姉妹のトモカは実家近くに住んで子育てをしているので、地元で子育てする良さを知っているはずです。なので、私の「地元に帰って実親と同居して子育て案」をトモカに難色を示されたのは意外でした。でもトモカはいろいろと思慮深い子だし、何かしら思うところがあるのかもしれません。しかし母にまで難色を示されるとは思いませんでした。孫であるミサと住めるなんて、絶対に手放しで喜ぶと思っていたのです。私は2人の意外な反応が腑に落ちません。

<孫育てさせてあげる!>逆でも成立!?夫からの提案に……ギクッ!【第4話まんが:アユミの気もち】

私(アユミ、34歳)は、東京で夫と年中の娘(ミサ)と一緒に暮らしています。大学進学を機に東京に出てきてそのまま就職し、結婚、出産しました。娘が生まれる前に東京でマンションを購入したので、そのまま東京暮らしが続くと思ったのですが、子育てをするうちにその気持ちが変わっていきました。私が地元にいたころは、両親と母方の祖父母と一緒に暮らしていました。両親はミサをすごくかわいがっています。実家に帰省するたびに、私は自分が育った環境の方が今の暮らしよりも子育てに適していると思い、最近は「地元へ帰りたい」「親と同居したい」と強く思うようになっていたのです。しかし、東京から地元に戻った従姉妹のトモカにも、私の母にも難色を示されてしまいます。

さすが私の夫です。私が地元に帰りたい気持ちを察してくれているように感じました。母はツカサと話し合いなさいと言ったけれど、そんなの話し合わなくったってツカサは私の気持ちをわかってくれるし応援してくれるんだから……!

私の話を聞いて頷くツカサ。私の思っていたとおり、特に何の問題もなく夫婦での決断ができそうな気がしてきました。ところが……。

「逆でも成り立つ??」ツカサの言葉に私は一瞬、思考がフリーズしてしまいました。えっとそれって、私がツカサの地元に一緒に帰って、義両親と一緒に住む、もしくは義両親の近くに住んで子育てをするってこと???

一瞬にしてたくさんの思いが頭の中を駆け巡りました。ツカサの言っていることは、ここ最近、私が言ってきたこととまったく同じ。そうか逆のパターンもあるんだ……。でもツカサの地元や実家では……無理かもしれません。

私の実家で同居して子育てをする案、夫も賛成してくれるかもと思いましたが、私の考えは甘かったようです。夫の主張はもっともな内容ばかりでした。それでもまだキッパリとはあきらめきれません。「ミサのために」と強く主張すれば母(ハルコ)の気持ちが揺らぐのではと、少し打算的な気持ちもあります。もしかしたら、母は私たち家族と同居して一緒に子育てをする良さがイメージできていないのかもしれません。次の連休に次の望みをかけたいと思っています!

<孫育てさせてあげる!>メリットだけじゃない。地元で暮らすリアル「覚悟はある?」【第5話まんが】

前回からの続き。私(トモカ、34歳)は、地元で看護師として働きながら小学1年生の娘(リオ)を育てています。大学進学で一度東京に出た私は、就職を機に地元に戻ってきました。地元は東京から車で2時間ほどの場所です。本当は東京で働きけたかったのですが、就職活動中に病気になった母が心配になり、地元で就職しました。いまも実家近くで夫と娘と3人で暮らし、ときどき実家の母を訪ねる日々です。最近、高校の同級生でもあり従姉妹のアユミから「地元に帰りたい」と相談を受けるようになりました〟でも地元に帰りたい理由を聞くと、アユミには地元のいいところしか見えていない気がして私は少し心配になります。まずは旦那さんと話すように促しましたが、次の連休に再び帰省し、アユミの母(ハルコ)に改めて「地元で同居したい」と話すそうです。

母もおばさんも孫は可愛いけれど、毎日お世話をすることは望んでいないようです。会うたびに嬉しいと思うのは本当の気持ちだと思うけれど、実際は「いつも一緒なのは大変」だと思っているんですよね……。私はずっとこっちにいたから、そんな母たちの気持ちがよくわかります。だけど離れて暮らしているアユミは、そういう言葉にしない気持ちのようなものをなかなか知る機会がなかったのかもしれません。

きっと私だってアユミの立場なら同じです。帰省する間だけなら、この地域で暮らすのもきっと楽しいでしょう。でも実際は普段からの付き合いの中で、人間関係のしがらみや地域ならではの風習など、いろいろと乗り越えていかなければいけないものがあるのです。もしアユミがどうしても地元に帰ってきたいというのなら、そういった“現実”にも目を向けたうえで、決めたほうがいい。言い過ぎたかもしれないとは思いましたが、人生の大きな決断だからこそ、私は言わずにはいられませんでした。

私は実家との関係は良好ですが、アユミほど実家好きではないと思います。実家が好きなのも、孫と親を頻繁に会わせたいと思うのもいいことですが、一緒に家庭を支え、子育てをする夫の意見をなおざりにしてはいけないと思います。実家に同居することに対し、旦那さんがNGを出しているなら、それまでなはずです。両親と一緒に子育てしたい人もいるでしょうが、そもそも子どもはまず夫婦で育てるものだと思うのです。自分の想いだけで突き進まず、夫や両親とよく話し合う大切さを改めて感じました。

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